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好きなものは好きなんです。

好きなものを好きという、簡単で難しいこと

【加藤シゲアキ】『Undress』を読んでみて。

お暇なため、2作品目もさらっと読み終わってしまった。まぁ、シゲアキさんの小説は書籍化のも3日で読み野郎なのでそこまで驚くことでもない。下手すれば30分未満で読めてしまう。手軽。

 

 

そしてここからがネタバレ込み。

お気を付けて。

 

 

 

 

【ネタバレ注意】

 

 

とにかく言葉への観点が面白い。

 

『サラリーマンを離れるのでもやめるのでも諦めるのでもなく、脱ぐ。素晴らしく粋ではないか。』

『綿密に計算したはずの最高の「脱」は、知らず知らずのうちに会社からの「脱落」へと化けてしまった。』

 

 

この二つは私の中だとずば抜けて。これこそまさに「グワッ!!やられたァァァァ」ってなるやつ。こんな考え方してないから、ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙いいなァァァととなる。もう本当に好き。

 

 

あと、少し残念なのは女性であるリサが少し薄っぺらいかな、と。無邪気で少し幼稚ってあるが文面的にはそうでもない。まぁ、年齢もきちんとしてるからってのもあるけど、女の人ってこんな感じだっけ?ってなる。

 

 

なんかとある女性映画監督が「日本だけじゃなく、映画監督は男性ばっかりでしょ?すると女性にはこういて欲しいとか女性といえばこうっていう概念で作るから、私は女性のリアルを描きたいの」っていうお話を聞いたな。

 

確かに。女性は女性を知っているから女性の描写が上手い人がいる。作家なら綿谷リサさん綿矢りさ - Wikipediaとかかな?

 

逆に言えば男性は男性を知っているから男性描写がうまい。シゲアキさんは情景描写と感情描写が上手いと思う。だから別の世界も上手く書いてくる。もっと女性に人間性っていうのかな?厚みが出たら凄く嬉しいし、楽しみだな。

 

伸びしろがあるっていいですね。笑

 

 

あとはシガーキスな。リサと石田の仲を言葉じゃない方法での表しだと思う。「すき」を一言言葉で伝えるのもいいけど、描写や感情で表したものは工夫があって頭抱えちゃう。本当に素敵。ぐえってなる。好きってなる。

 

 

 

はぁ、次は恋愛小説(仮)です。