【伊野尾慧】嫁にしたい選手権第一位な彼の妄想同棲生活
そし誰、製作者から期待の大きい回であった第4話。
「4話面白いので3話見てください!!!!!」とTwitterでも言われていて、こっちとしても期待大。期待しかない。もちろん毎回期待が大きいんですけどね。本当に『そして、誰もいなくなった』は面白い。話も好きだし、伏線回収がたまらない。ああああああああああああああああああああああああこれがここに繋がっていたのかぁあああああああああああと毎回頭を抱えています。しかも、監督の佐藤さんのデジタル技法もたまらなく好き。新しい感じがするし、無言でも視覚的意味を伝えられる。なにより、そし誰のような少し難しいドラマは視覚的情報もあったほうが理解しやすい。うむ。たまらない。
と、時間稼ぎをしましたが、第4話は見ましたか????
ネタバレ満載なため、見た人のみお進みください。
良いね???
本当にいいのね????
うむ。
まず、今回の日下くんは仕事モードではないからか、いつもよりもラフで可愛い感じの印象を受けました。ふわふわってしていて、ニコニコってしていてとにかく可愛い。人懐っこい子犬みたい。「きゃんきゃん(藤堂さん!藤堂さん!)」みたいな感じ。
ですが、タイトルからも分かるかと思いますが、彼は嫁だった。嫁にしたい選手権を開催するのならば、彼は確実に一位だ。きっといい嫁になる。そう確信した。私は彼を嫁にしたい。
まるで、この絵は同棲生活を始めた新婚カップル。
少し低いキッチンに向かって猫背になっていた背を恋人の起きた声に反応し、伸ばして挨拶をする。優しい眼差しは朝の明るい光に溶け込み、朝から少し早めなドキドキという鼓動を聞くのだろう。眠たかったのにしゃっきり目覚めそうだ。そして食卓には美味しそうな形のいい目玉焼きと彼の好きなプチトマトが入ったサラダ、白米、お味噌汁。お味噌汁は少しこだわったお味噌を使って欲しい。「実家のお母さんがこれを使ってるからこれがいいな」なんて言われてしまったら、こだわりがあっても「いいよ」って言ってしまいそうだ。
朝ごはんの間は決まったニュース番組を付ける。ご飯好きな彼はご飯に合うものを一度、白米の上に乗せてから口に運ぶ。それは白米好きな私と同じ食べ方。
「今日はバーの仕込みで遅くなる」とか「今週末どこか行く?」だなんていうたわいもない会話をしながら穏やかな朝を過ごしたい。そして何より一日を幸せに過ごせることをそっと祈りながら、明るく「行ってきます」と家を出ていく彼を「いってらっしゃい」と見送りたい。
あ、ちなみに「行ってきます」「いってらっしゃい」の意味を知っているだろうか?
日本は言霊信仰の世の中で、良いことを口にすればいいことが起こると考える社会である。だから、行ってきますにも願いが込められている。行ってきますには『どこかに言っても再び帰ってくる』と言う意味。行ってらっしゃいには『安全に、そして元気で過し、帰ってきてほしい』。
これを聞くと言葉の思いが強まる。これを考えながら日下くんに声をかけたい。
そして、帰ってきた日下くんには笑顔で「おかえりなさい」と言いたいところだが、第4話はそうはいかない。バーで鍛えられた人を見る目は恋人の悲しみや不安までもが分かってしまう。
恋人が心配で少し言葉が強くもなるが、やはり優しい彼は寄り添おうする。しかし、恋人の不安は膨れるばかり。日下くんに手を上げてしまう。
てか、ここだけ見るとDVみありません??
倒れ込む日下くんと途中で止めると女の子みたいになります。まあ、その画像だと藤堂さんがじわじわくるシーンで止まってしまうので止めておきますが。
このシーン見た時完全に頭はV系バンドR指定の『サドマゾ』でしたね。
V系も好きな私。闇も大好きです。(苦手な人がいたらごめんね)
『蹴って殴ってもっとブって 愛してる』という歌詞があるんですけど、まさにそれが流れてしまった。日下くんがどんな人生を歩んだのか分からないけど、歪んだ愛が身に付いていたらそれもそれでありだな……と考えていましたが、まあそれはドラマ的になさそうですけどね。
って言う話は置いておいて。
ラスト。噂の素肌の藤堂さんを強く抱きしめる日下くん。
泣いている恋人を安心させるように抱きしめているようです。わりと本当にがっつり抱きしめていて、お姉さんは悲鳴が止まりません。1話から言っていますが、私は何があろうと2人を応援すると決めています。はっぴと鉢巻を着用で応援します。
それより『僕も藤堂さんと同じなんですよ。パーソナルナンバーがないんです』
ここで一言。
『は??どういうこと????』