【横山裕】413man
初めて聞いた時、涙腺が緩んだ。
よこちゃんの優しい声から始まる曲。
『一つだけ願いを叶えられるなら何がいい?』
なんだろう。
わからない。
今の私には特にない。
「嫌だなー、大学辞めたいなー」
「朝面倒だなー」
「店長うるさいなぁー」
そんなこといっぱい思った。
でもどれも特に願いとするほどのものではない。何となく暮らしていたり、少し頑張ればいつの間にかそれからは解放されるし、なんだかんだ嫌いになれないでいたりするから。
『天国のじいちゃんにありがとうを』
よこちゃんがそう言った。
私は自己中心的だなって思った。
この曲って凄くよこちゃんの気持ちが強くて、何かに重なるのかな?ボロボロ泣く。ただの悲しい曲じゃないの、気持ちがある優しい曲なの。思い出して笑えるような所があって、心を刺激するような悲しいところがあって、本当に素敵な曲。
『スーパーマン 僕の中ではじいちゃんです。ちょっとはあなたに近づけていますか?僕には大切な仲間ができました。』
あぁ、ずるくていいサビだ。
『別れの日色んな大人達は笑ってた。』
そこの歌詞はよこちゃんらしいなって思った。気持ちが溢れて溢れて、たまらない。
きっとこの曲は自分の何かにも引っかかることがあるのだろう。感謝しなきゃな。いろいろ気付かされて、考えさせられる曲。
知らない人は聞いて欲しい。
それぐらい素敵な曲だ。