【横山裕】関ジャニ∞という舞台俳優 ①
自チケとご縁があって、関ジャニ∞の横山裕さんが出ている「上を下へのジレッタ」、大倉忠義さんが出ている「蜘蛛女のキス」、安田章大さんの「俺節」を観させて頂きました。
見た順に書いてます。日数経ってるものもありますので、曖昧なところもありますが、よかったらご覧ください。ちなみに主観まみれです。本音まみれです。舞台好きな素人があーだこーだ言います。「え?」と思うこともあるかもしれませんし、ネタバレも含みますので、そこはご自身で判断ください。
▼横山裕主演
『上を下へのジレッタ』
超絶良いお席での観劇。もうあと数歩のところが舞台という神席。しかもセンターブロック横ちゃんが目を閉じるのも息をするのも汗が飛ぶのも肉眼で見える位置。
しかも作品は手塚治虫さん。深くて、独特な世界が凄い方。そんな方の作品が嫌いなわけない。それを妄想歌謡劇って、、、凄い世界にしましたね。手塚治虫のイラストとマンガというところと時代のアナログ感を感じることの出来る舞台でした。特にラストの演出がかなり好きです。鳥肌が止まらない。演出家で脚本家の倉持裕さんにはスタンディングオーべーションです。惚れました。
しかも、役者さんはどの方も実力派。元々竹中直人さんが1度は死ぬまでに生で見なきゃと思っていましたし、馬場徹くんはテニミュキャスト時代から好きでした。また、しょこたんも前々から好きな人ですし、本仮屋ユイカさんはちょっと前にピーチガール(伊野尾慧主演映画)で拝見してました。そんな中でアイドルである横山裕にお仕事が来るなんて、幸せだなぁ。凄く学べる。
ここでお気づきな方もいらっしゃいますでしょう。この舞台、私得です。もう一度言いますね。私得です。
始まる前から大興奮ですよ。実は行くのが決まったのは数日前だったのですが、それからずっと大興奮。
内容のお話に入りますが、何度鳥肌が立ったか。最初からブロードウェイの盛り上がりシーンのような迫力。うわぁっセットやべぇってなる。絵本のようにガラッと変わるんです。上から吊り下げる演出が凄く好きなんですが、受話器が下がってくる演出はなかなか面白かったですね。
んで、歌謡劇ということもあり、めっちゃ歌うんです。ミュージカルの曲数レベルで歌います。いきなり歌も始まります。いきなり歌で愛を囁きます。ミュージカル大好きおばさんはこういうのなれてるのですが、なれない人はどんな気持ちなんだろうか。
そんなことより、今回のキャストやはり歌が上手いですね。しかもキャラクターにあった声質と上手さなんです。特にそう感じたのは浜野謙太さん。失礼ながら役者としては存じていなかったのですが、彼は素敵ですね。もっともっと舞台に出てほしい。
そして、関ジャニ∞でアイドルの横山さん。グループ内ではすごく上手い人がいるから下手と言われがちですが、声質とその歌い方が役にあってるんです。思った以上にぴったり。ゆったりバラードより、ガツガツする曲や華やかな曲が似合います。本当に似合うこと似合うこと。
横ちゃんのダークな世界観がとても好きなのですが、今回も手塚治虫のダークなところがマッチしていました。ジレッタにより、欲により、狂っていく門前。あぁこんなにも欲にまみれた強い男が綺麗に見えるのは横山裕という存在が門前という男を生かしているからなのかと思うと横ちゃんは罪な男ですね。笑
私的に横ちゃんにはもっと演技をお仕事をしてほしいです。舞台ももっとやって欲しい。嬉しいことに本当に前のお席で全体を見るというお席ではなかったので舞台役者としてどうなのかは正直わかりませんが、彼にしかできない世界観は映像世界以外にもあると思います。今回のダークヒーローもそうです。声質と細身とあの美しさは凄い武器です。日頃アイドルという職で体力もあるし、踊れるし、彼の前向きな学び姿勢は舞台に向いてると思うなぁ。回数を重ねる度に何かを学んで、何かを次に繋げてくれそうという勝手なイメージというか、妄想というか、願いというか……まぁ、今回でもっと横山裕という俳優を見てみたいと思ったんです。
パンフレットは必ず買うのですが、見終わったあと原作も買ってしまいましたよね。読み終わりましたが、あーやっぱり倉持さんすごいなと思います。2次元を3次元にって凄いわ。ジレッタ、DVD、、、百歩譲ってCDにならないかなぁ。
▽余談
公演後メトロックがあったため、カーテンコールはすぐに終了。カーテンコールでは終始お固めな表情だった気がし、メトロックがあるのが理由なのかも知れませんが、彼は舞台をその日その日ではなく、東京公演か本当の千秋楽まで気を緩めないタイプなのかと思いました。
TVで見るときや公演中役者としての表情は豊かだったため、驚きました。程よく休める時にきちんと気を休めてほしいですね。キリッとした横ちゃんも素敵ですが。